農業でセミリタイア

平成生まれの夫婦がしょぼい農業で生きていく

【ボブ・ディランが語る】50人の観客を相手にする難しさ【ノーベル賞スピーチより】

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2019年も残すところ、あと1日となりました。今年は、わたしにとって忘れられない年になりました。

 

新卒以来勤めた会社を退職し、10月からは夫婦で農業研修を受けています。1年前の大晦日には考えもしていなかったことです。

 

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ブログを立ち上げて、早4か月

 

研修が始まるのを前に、9月1日にこちらのブログを立ち上げました。

 

きょうまでに、予想をはるかに上回るアクセスがありました。読者の皆さまには、心から感謝しています。

 

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きょうまでの4か月間で、たくさんの記事を書きました。これで82本目になります。その中で、このブログが目指すべき方向性が定まりました。

 

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こちらの記事でお伝えした通り、「新規就農者なら誰もが読んだことがある」。いつか、そんなブログに育ってほしいと願っています。

 

さらには、「しょぼい農業で生きていく」という一つの道を示すことが、誰かの背中の重荷を少しでも軽くできたらいいなと、思っています。

 

ボブ・ディランが語る難しさ

 

先日、わたしが尊敬している人から、文章を書く際の心構えを聞きました。

 

それは、2016年にノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランのスピーチに関する話です。 以下、受賞スピーチの一節を引用します。

 

でも、一つだけ言わなければならないことがあります。パフォーマーとして、私は50000人の前でも、50人の前でも演奏してきました。でも、50人の前で演奏するほうが難しいのです。50000人の人々は一つのペルソナとなります。50人はそうはいきません。それそれの人が個人であり、別々のアイデンティティを持ち、自分自身の世界を持っています。彼らはよりクリアに知覚することができます。自身の正直さや、それがどう才能と結びついているかを試されているのです。ノーベル委員会が非常に少数だというのは私にはよく分かります。

 

引用元:ボブ・ディラン、ノーベル賞授賞式で発表したスピーチの全文訳を公開 | NME Japan

 

「5万人の前で演奏するよりも、50人の前で演奏する方が難しい」

 

これは、文章を書く際も同じだと言うのです。だから、「みんな」に問いかけるではなくて、「あなた」に届く言葉をつづるのだそう

 

わたしも、ブログの方向性が決まってから、ずいぶんと記事を書きやすくなりました。それは、読み手の存在が前より想像しやすくなったからなんだと思います。

 

2020年も、「しょぼい農業で生きていく」をよろしくお願いします。

 

つくつくでした。

 

 

《Close Up》

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