農業でセミリタイア

平成生まれの夫婦がしょぼい農業で生きていく

【サラリーマンと農家は別世界】なんでもお金と換える発想はナンセンス

農家さんたちが生きる世界って、ほんとサラリーマンとは別世界だなぁと、いろいろな場面で感じます。

 

わたしは10月から、ぶどうを中心とした果樹農家さんのところで勉強させてもらっています。

 

ちょうどぶどうやりんごの収穫期だし、少しは味見させてもらえるかな~と、淡い期待を抱いてました。

 

そしたら…

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いきなり、こうでした。飽きるくらい食べれます。いや、飽きません。そのくらいおいしいんです。旬の果物ってやつは。

 

ぶどうもりんごも種類が豊富なんですよね。ほんと数えきれないほどたくさんあります。それが順に収穫適期を迎えていくのでもう大変です。

おいしい果物攻めです。

 

夫婦そろって完全に防戦一方です。毎日体を動かしているにもかかわらず、太る一方です。いやはや、完全に予想していなかった展開です。

 

物々交換の世界、サラリーなんてナンセンス

 

おやつの時間に出てくるのは新鮮な果物だけじゃありません。(「なに、そのおやつの時間って」という方はこちらの記事へどうぞ)

 

果物を加工して作ったジャムやらケーキやら、これまたみんなおいしい。


そのまま食べてもおいしい高級ぶどうを、贅沢に丸ごと使ったりするもんですからおいしいに決まってます。

 

しかも、ある日は松茸ご飯まで出てきました。全国のお客さんから、お礼として各地の名産品が送られてくるそうです。

 

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秋の味覚尽くし!おすそ分けで立派な夕飯になっちゃいました

 

果樹のほかに野菜やコメを自分で作ったら、そんなにお金稼がなくてもいけるんじゃね?くらいに思っていたわたしが甘かった…農家さん恐るべし!です。

 

もうこの状態までいったら、最強です。

 

実際、里親さんはコメや野菜も自給

 

この前、りんご畑の向こうに見慣れない野菜があったので、「あれ、何ですか」と里親さんに聞いてみました。

答えは「こんにゃく」

 

うっそ、まじですか。こんにゃくも育ててるんですか。もう、ほんと驚きです。

 

家庭菜園ではきゅうりやなす、トマト、じゃがいも、玉ねぎと…ありとあらゆるものを作っています。加えて、コメやそばといった穀物のたぐいも。

 

果物に関してはぶどうのほか、りんご、洋ナシ、プルーン、いちじく、さくらんぼを育てています。

 

食料自給率めちゃ高いです。おそらく100%かと。

 

おいしいものを食べることは「一番の幸せ」

 

正直、きゅうりやなす、トマトといった夏野菜だけなら、簡単に自給できるんですけどね。太陽を浴びてぐんぐん育ちますから。夫婦2人分なら、それほど広い農地も必要ありません。 

 

実際田舎では、余った野菜を家族や隣近所と分け合うのは当たり前です。うちはもらってばっかりですが、コメも野菜も果物もいただきもので、なんとか暮らせちゃってます。

 

しかも、みんなおいしい~!

 

会社やめてから稼ぎはゼロですが、食卓ははるかに豊かになりました。

 

サラリーマンだったわたしにとって、何か欲しいものがあれば、お金が要るという思考回路しかありませんでした。けれど、あえてお金に換える必要なんてないわけですね。

 

  1. 食べたいものは作ればよし
  2. 作れないものは交換すればよし
  3. それでも手に入らないものは買う

 

おいしいものを食べること。シンプルだけど一番幸せな時間です。なんかほんと、最近しみじみと感じます。単においしい(いただき)ものばかり食べてるだけですが。

 

わたしが一人前になったら、当ブログをお読みいただいている皆さんのもとに、おいしい果物をお届けします!

 

ただし、まだ相当に時間がかかります。どうか寛大な心で、こちらのブログをお読みいただきながら、お待ちいただけると幸いです。

 

それでは、つくつくでした。

 

 

 

 

 

《Close Up》

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